離婚について（２０１４／７／１０）

今回は、「離婚」についてできること、やっておくべきことなどについて、判例を中心にＱ＆Ａ方式でお話したいと思います。




Ｑ「どれくらい別居していたら離婚が認められるの？」
Ａ「一般的には５～６年くらいと言われています」



Ｑ「フェイスブ●クやＬＩ●ＥなどのＳＮＳで浮気していると思われるメッセージがあったが、これって離婚の裁判の証拠になるの？」
Ａ「具体的な内容の度合いにもよりますが、証拠となりえますので携帯カメラなどで保存しておきましょう！」



Ｑ「旦那の暴力が増えてきました。このままいけば将来離婚も考えそうですが、今からやれることはあります？」
Ａ「ＤＶの詳細を日記に書いてください。将来強い味方（証拠）になります。バインダー式などの差し替えできないタイプがベストです！」



Ｑ「養育費ってどれくらい請求できる？」
Ａ「実は裁判所が算定表を作っていますので、これを参考にすると良いでしょう」
養育費・婚姻費用算定表 　 （裁判所の公式ＨＰへのリンクです）



Ｑ「離婚するときに、今後の子供の養育費を払ってくれる約束をしましたが、きちんと払ってくれるか不安です・・」
Ａ「離婚協議書を公正証書で作りましょう。裁判をせずに給料や財産の差し押えられます」
Ｑ「相手が無職で財産も無い場合はどうなるの？」
Ａ「差し押さえる財産が無い相手にはどうにもなりません。
相手が働かない等の経済的理由で離婚し、将来の差押えが不安な場合、相手の親に連帯保証人になって貰う話をするのもいいかもしれません」



Ｑ「夫婦で銀行からお金を借りて（連帯債務者）家を買いました。離婚後は元夫が暮らすので、残ったローンは元夫が払うことでいいんでしょ？」
Ａ「夫婦間の話だけでは駄目です。銀行の許可があればＯＫです」



Ｑ「離婚でとりあえず親権者を元妻にしました。将来私（元夫）と元妻と子供の全員で決めれば親権者は私にできますか？」
Ａ「子供がその年齢で、全員の同意があればおそらくは変更できます。
なぜおそらくかと言えば、親権者の変更は当事者でなく裁判所が決めるからです」


Ｑ「夫が逮捕されて数年刑務所にいることが決まりました。この夫と離婚をしたいのですが、釈放されるまで待つしかないですか？」
Ａ「刑務所宛に訴状などを送れば離婚の裁判ができます」



Ｑ「専業主婦でしたが離婚しました。サラリーマンの元夫は厚生年金がありますが、私は国民年金のみで将来不安です！」
Ａ「年金分割で安心です！（＝結婚していた間の元夫の厚生年金増加分を分けて貰えます。内容は複雑なので下記日本年金機構のサイトを参照）
ただし、原則離婚した日から２年以内に請求しないと請求できなくなる可能性がありますので要注意！」
年金分割について 　 （日本年金機構の公式ＨＰへのリンクです）