任意売却（２０１４／７／１９）

「任意売却」

通常は不動産関係の仕事をしている方、金融機関にお勤めの方、または司法書士や弁護士ぐらいしか聞かない言葉です。

簡単に説明すると、住宅ローンや税金を払えなくなり、銀行・県・市などに家を差し押さえられた場合、通常は裁判所で競売に出されるところですが、法律家や不動産業者などが間に入り、任意的に特定の第三者へ売却することができます。
このように、競売せずに特定の第三者に売ることを「任意売却」と言いますが、できれば一生聞きたくない言葉ですね。






１．高く売れる
　競売というのは、裁判所で行うため敷居を高く、色々な不安要素もあるため、利用するのはほとんどが専門の不動産業者であり、一般の方はほとんど参加しません。
市場原理として買い手が少なければ、自ずと商品の価値は下がるため、競売では市場価格より安い金額で不動産が売られます。

しかし、「任意売却」はあくまで通常の売買なので、市場価格で取引されることが大半です。

２．買主が安心して買える
　前述した競売の不安要素としては
１．不動産をきちんと引き渡して貰える保障がない
２．不動産に不具合があっても、前の持主に文句を言えない
といったところでしょうが、

「任意売却」は競売と違い、売主と買主がきちんと売買契約を結ぶため、これらの不安要素がほとんどありません。


不動産は高い買い物だけに、やはり多少高くても安心して買えることが非常に大事でしょう。


※ちなみに「任意売却」を「にんばい」というと業界の方と思われます。