交通事故で保険会社から支払われる保険金の相場（２０１４／８／４）

自分だけは合わないと思っていても合うのが交通事故。
現在は「２人に１人が一生に一回は交通事故に合う」とか。
（私は既に３回合ってます）

そんな交通事故に巻き込まれた場合に、身体の次に気になるのが「お金」＝「保険金」であり、大半の方が「保険金」がいくら支払われるかについて、保険会社と話をすることでしょう。
そして、保険会社から支払われる「保険金」が相当低い額で提示れさない限り、「大手保険会社が提示する額なんだから妥当だろう」と示談書などにサインをしてしまうことがほとんどと思われます。

そのような方は、誤解を恐れず申し上げれば、はっきり言って「保険会社のお得意様」です。

その理由は、ほとんどの事故の場合に保険会社は、同じケースの事故で裁判をした際に「裁判所が決める賠償額」よりかなり低い額で「保険金」の提示してくるためです。（裁判所の相場額が保険会社の提示額の倍以上になることもあります）

なぜ保険会社は「裁判所が決める賠償額」より低い額を提示するのかと言えば、保険会社の言い分としては、「あくまで、当社（保険会社）の基準により保険金を支払う」ということだそうです。
（その差額が保険会社の更なる利益でありますが、営利団体なので当然と言えば当然でしょう）


しかし、誰しもが少しでも多く「保険金」を貰いたいのは当たり前のことであり、「裁判所が決める賠償額」で支払って欲しいと思うのは当然のことでしょう。
そこで、保険加入者が「裁判所が決める賠償額」で保険金を支払うよう保険会社に請求したらどうなるかと言えば、絶対とは言いませんが、ほぼ相手にされません。


では、保険会社から「裁判所が決める賠償額」で「保険金」を貰うにはどうしたらよいかと言えば、以下の２つの方法が考えられます。


専門家（司法書士、弁護士など）を代理人に立てて、保険会社と交渉させる。

とことんゴネてみる。交渉してみる。（それでも増えない可能性もあります）


については、個人の裁量というか努力というか素質などが必要なため、ここでは割愛させていただきます。

については、なぜ我々専門家が介入すると保険金が上がるのかと言えば、専門家が保険会社と交渉するときは、保険会社相手に裁判をする前提で交渉をするためです。

もし、保険会社が交渉を拒否すれば、当然裁判となり、そうなれば裁判所は「裁判所が決める賠償額」で保険会社に支払うよう命令します。
もちろんこのことを保険会社もわかっているため、専門家が介入したら折れるのです。

おそらく一般の方は、そうそう裁判を起こさないだろうという意図が感じられないこともないですが、我々が介入することで「保険金」上がるのはほぼ間違いないでしょう。


また、いくら保険会社から予想以上の額を提示されたとしても、すぐには示談に応じないことをお勧めします。
なぜなら「保険金」を算出する際の要素は単なる損害賠償だけでなく、休業補償や後遺症など様々な要素があり、全ての要素をきちんと検討してからでないと適正な「保険金」の相場が出ません。


というわけで、交通事故に巻き込まれて保険会社から保険金を受け取る際には、サインをする前に是非当事務所へご相談ください。