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コンビニエンスストアで住民票を取ろう
（２０１５／８／２３）link policy

「住民票は役所で取る」

皆様今更何をとお思いでしょう。


しかし、一部の市区町村では、なんとコンビニエンスストアで取ることができることをご存知でしょうか。

以下の市区町村（平成２３年３月１４日現在）では、役所まで行かなくてもコンビニエンスストアのマルチコピー機を使って住民票を発行できるサービスを行っているのです。
これを「行政サービス」と言います。


北海道：音更町
岩手県：奥州市
宮城県：大崎市
福島県：会津若松市、白河市、須賀川市、相馬市
茨城県：水戸市、龍ヶ崎市、つくば市
栃木県：足利市、下野市
埼玉県：さいたま市、戸田市、北本町、小鹿野市
千葉県：市川市、木更津市、松戸市、山武市
東京都：渋谷区、中野区、荒川区、葛飾区、三鷹市、町田市、小金井市
神奈川県：藤沢市、座間市
新潟県：三条市
富山県：南砺市
山梨県：富士吉田市、韮崎市、南アルプス市、笛吹市、甲州市、富士川市、忍野村、富士河口湖町
長野県：伊那市、駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、南箕輪村、宮田村
静岡県：掛川市、御殿場市、清水町
愛知県：一宮市
滋賀県：長浜市、愛荘町
京都府：木津川市
大阪府：羽曳野市、門真市
兵庫県：西宮市、三木市
奈良県：生駒市
山口県：下関市
福岡県：福岡市、大牟田市
熊本県：益城町、
鹿児島県：薩摩川内市


このように、「行政サービス」を全くやっていない県もあれば、山梨県のように力を入れている県もあります。

また、２３区や政令指定都市でやっているかと思えば、村でやっているところもあります。


では、「行政サービス」のメリット・デメリットを説明していきましょう。






　わざわざ役所まで行かなくて良い。
コンビニエンスストアより役所が近いって方は少数派のはずです。また並ぶ必要も減るでしょう。


　遅い時間や土日も取れる。（戸籍証明書を除く）
これも平日働いている方等にとっては大きなメリットですね。
原則は、年末年始を除く６：３０から２３：００までです。
但し市区町村によって異なることもあるので確認が必要です。

　住民票以外も取れる。
市区町村によって違いがありますが、印鑑証明書、戸籍、税関係の証明書が取れるところもあります。
こちらも事前に確認が必要ですね。





　対応している市区町村が圧倒的に少ない。
全国で約１７００ある市区町村のうち、６２個所と約３．６％しかやっていないサービスです。

　住基カードを作らなければならない。

　偽造防止が特殊。
通常役所の発行する各種証明書は、コピーすると「複写」とか「コピー」の文字が浮かび上がったり、すかしが入っていたりと厳重でわかりやすい偽造防止策がとられています。
しかし、コンビニエンスストアで取れる証明書については、普通紙に印刷されるため、それらの偽造防止ができません。
そのため、通常の役所の発行するものと比較して、原本とカラーコピーの違いが判別し辛いのが最大のデメリットと考えます。


次に、コンビニエンスストアで取れる証明書については、下記の２通りの方法で確認を行います。
・赤外線カメラによる確認
・証明書をスキャナーで読み取ってオンラインで確認

この方法については、確認に手間と時間（場合によっては費用も）が掛かるケースもあります。




これらの事情により、当事務所では登記用の証明書につきましては、役所で発行されたものでお願いしております。

どうかご協力のほどよろしくお願い致します。