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被相続人の借金の調査
（２０１７／２／１０）link policy

亡くなった方（以下、「被相続人」と言います）の財産は、プラスの財産（不動産・預貯金など）とマイナスの財産（借金）に分かれます。

プラスの財産は貰える立場のため、比較的穏便に進んでいきますが、マイナスの財産はそうはいきません。

なぜならマイナスの財産が多い場合は、家庭裁判所に相続放棄の申立をする可能性があるためです。（原則：亡くなってから３か月以内に申告））


そこで重要なのが、被相続人の借金をどのように調べるかについてです。

まず、最初に行うことは遺品から調査することです。借用書、督促状等があれば簡単ですが、無ければ被相続人の通帳から定期的に引き落とされている可能性もあります。

また、亡くなってからしばらくたつと自然に滞納状態になり、改めて督促状が来ることもあります。（金融機関・大手消費者金融などはまずこれでわかります）

しかし、残された家族も、「借金があるかもと」不安な状態が続くのでは安心できないでしょうし、なるべく早めに把握をして相続放棄を早めにするほうが良いということもあります。

その場合は、下記の機関にて調査をすることで、被相続人の借金を調べることができます。
（これらの機関に登録していない業者・個人間の借金等は調査できません）


株式会社日本信用情報機構
※主に消費者金融をを中心とした業者が登録をし、利用者の借入れ状況や返済履歴などが調査できます



株式会社シー・アイ・シー
※主にクレジット会社を中心とした業者が登録をし、利用者の借入れ状況や返済履歴などが調査できます



全国銀行個人信用情報センター
※銀行・信用金庫等の借入、ローン、キャッシングなどが調査できます


ただし、これらの機関に登録していない業者など、又は個人間の借金等は調査できないので、注意が必要です。