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法定相続情報証明制度について①
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今年の６月頃、相続の件にてご相談のお客様に、「何か制度が変わったって聞いたけどどうなの？」と聞かれることが何度かありました。

聞かれた内容はほとんどが
法定相続情報証明制度
についてです。

身近で相続が起こらなければ気にもならない言葉とは思いますが、相続を業務のメインとする当事務所では、きっちり研修も受けて万全の態勢としております。

具体的かつ簡潔に設説明しますと、
通常の相続による財産の名義変更・受取の手続においては，お亡くなりになられた方の戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍を何通も出す必要があります。（必要によっては遺産分割協議書・印鑑証明書も提出します）

しかし、一定の法務局宛に、戸籍謄本等と相続関係を一覧に表した図（法定相続情報一覧図）を一旦全て提出すれば，法務局から１通の書類が交付されます。

その書類こそが法定相続情報証明制度のメインである法定相続情報⼀覧図です。



※法定相続一覧図のサンプル画像

その後に行う相続について，法定相続情報一覧図を提出することで戸籍謄本等を出す必要がなくなり、その煩わしさから解放されるというものです。


どうでしょう。恐らく読まれた方は微妙と思われているでしょう。


次回のコラムでは、法定相続情報証明制度
のメリット・デメリット・問題点等を詳しく説明します。